アイドルイオたん❤


壁に取り付けられた鏡に、裸で椅子に座るイオスが映っている。
いくら憧れがあったとは言え、今まで面識のなかった男の部屋で素肌を晒しこんな事をされ、どうしようもない程気持ちよくなって嬌声を上げ続けたなんて、恥ずかしくてたまらない。相手の様子を見ると、スーツを脱いでネクタイをシュルリと外した所だった。服を着ていた時にはそこまで解らなかった、逞しい背中。
カチャカチャとバックルの金属音がして、ベルトが抜かれていく。
(どうしよう…)
覚束ない足で立ち上がろうとしたが、衣服を脱いだルヴァイドにひざ裏と背中に手をまわされ、軽々と横抱きにベッドまで運ばれてしまった。
シーツに膝を立てて座らされ、男はその後ろに腰かけた。背中にガッチリとした厚い胸板の感触がある。両手の外側から太い腕に捕らえられて、どこにも逃げ場などない。
「まずはイかせてやろうな…」
「…っ……」
両方の掌が、イオス自身に向けられる。
先ほど散々嬲られて火種を植え付けられたソレは、指先が撫でるだけ更に固く存在を誇張させ、開放をねだってしまう。
濡れたモノを包んで揉み解し、先端の割れ目や、裏側をなぞって敏感なそれに過分な刺激が与えられて。
「…ん、あんっ、ひゃあ…っ!」
そうされるのを待っていたかのように悦びの液を流し、あっけなく手の中に精を放ってしまった。
ようやく達せられて肩で息をするイオスを待たずに、ルヴァイドの手はイオスの両ひざの裏を支え、脚を開いて持ちあげる。
「俺も気持ち良くしてくれるだろう?」
「え、あ、あ…!?」
先ほど指で解された入口に、指より固く太いモノが宛がわれた。
思わず息を呑む。
先端が捻じ込まれ、内壁を広げながら、それは更に奥へと進んでくる。
「んああ…っ!や、あ…!」
頬を涙が伝うのは、決して痛みからだけではなかった。背中を弓なりに反らし、中心から押し寄せる言いようのない感覚をやり過ごそうとする。揺さぶられて奥を突かれるたびに、悲鳴にも似た甲高い声が口をついた。
ぐるぐると壁を擦りながら何度も突きあげ、ルヴァイドは更に奥に欲望を放った。
「…ぁあ…っ」
ぐったりとするイオスの広げた両足を胸の近くに引き寄せ、耳元で囁く。
「見てみろ…ほら」
涙に濡れてぼんやりとする視界に、先ほどの鏡が入った。
後ろから抱きかかえられ、恥ずかしい部分を全て晒している自分が見える。
「い、いや…!だめえ…!あんっ」
繋がったままの部分を動かされると、すぐに言葉はかき消されてしまう。根元まで引き抜き、再び奥まで犯され、擦れる度につながった部分から内部に放たれた液が溢れてくる。
成す術もなく受け入れている姿を全て見られていると思うと、思考が焼き切れてしまいそうな羞恥があった。
恥ずかしいと思うほどに反応して兆しを見せる、いやらしいからだ。
「…イオス、自分で弄ってみろ。一緒にイこう」
そう言って、ルヴァイドは動きを止めた。息を切らしながら上目使いに様子を伺えば、
「出来ないと、ずっとこのままだぞ…?」
と、クスリと笑う気配がある。
先ほど胸を触れと命令されただけで、あんなに恥ずかしかったのに…
頭ではダメだと思っても、理性などもう何の役にも立たない。内に感じる存在が、意識の中で大きくなりすぎている。続きが欲しくて、イオスはおずおずと手を伸ばし、濡れた自身を柔らかく包んだ。
内部を侵食する刺激だけで、イオスのソレは勃ち上がって、どろりとした液を零していた。
「…んんっ」
手を動かしてぎこちない愛撫を開始すると、内部を貫く凶器も再びイオスを苛み始める。
「はんっ…!」
自分の精に濡れた指を絡ませると、ぬるぬるとして滑らかに手が動く。膝を胸につくほど折り曲げられた苦しい体勢が、下半身に欲を集めているようにも思えた。しっかりと咥え込んだ固いモノが、弱い部分を繰り返し突く。ルヴァイドの動きに応えるように、イオスは自身を扱く手を強めた。
「…あ、ふあ…っ!もう…出ちゃうよ…」
「…いいぞ、出せっ…!」
限界に近いイオスを促すように、大きく腰を何度も動かす。
自ら指で先端を刺激して掌に放ったとほぼ同時に、ルヴァイドもイオスの無垢な内部に熱い欲を注ぎ込んだ。
「あ…あつい…っ!」
達した直後に出され、衝撃を全て吸収したような官能に、喉を反らして唇を震わせた。
忙しくない呼吸を繰り返してようやく落ち着いた合間に、ルヴァイドの荒い息が届いて、男の様子が気にかかり、後ろを振り向いてみる。
「はあ、はぁ…。ルヴァイ…ド、さん…」
涙が溢れてぼんやりした視界に、顏が大写しに映ったが、感情は読み取れなかった。
「幼い顔をして…いやらしい表情で男を誘うのだな…」
耳に熱い息とともに吹き込まれた言葉に、顔がより紅潮してしまう。
「…ちが、そんな…!」
不意に腰を持たれ、ベッドに仰向けに押し付けられた。ルヴァイドの均整の取れた体が覆い被さって、鼻先が掠めるほど近くに来る。
「あ…あの…」
「まだ足りないのだろう?たっぷり、満足させてやろう…」
ルヴァイドはイオスの手の甲を掴んで引っ張り、己のモノを握らせた。
「ひゃっ…!?」
そのまま握らせて、イオスの手ごと自身を扱き始める。
指から感じる男の感触が硬さを増すほど、肩から喉までゾクゾクと震えそうだ。
「…ん、あ…」
これがまた挿入されるのだ。先ほどの感覚を思い出し、秘所が疼くような感覚があった。
鼻先に唇が触れて、頬や顎、目じりにも啄むような軽いキスが繰り返される。
「…欲しいか?言えるな?」
下唇を舐め、催促するように鋭い眼差しで見つめてくる。
「……」
心臓がドキンと大きく鳴った。すでに求め始めている自分を、見透かされているようだった。
「あの…ほ…欲しい…です」
「…ん?」
もっとハッキリ言わせたいのだろうか。それでももう他の事など考えられないくらい、思考が散乱していた。
「ルヴァイドさんのを…入れて下さい…っ」
「本当にお前は可愛いな…」
口付けと共に、昂りが双丘の間をグッと穿つ。
「んっ…んん…!」
待っていたように、イオスの内部は男を迎え入れた。既に濡れたソコは、侵入者の狼藉にも歓喜を持って応えた。
意識が流されないように、必死に背中にしがみ付いて、与えられる全てを体中で感じている。先ほどと違い向かい合って抱き締め合う、充足感が快楽と共に、波のように押し寄せる。
「やあ、あ…あふっ…!」
片足だけ抱え上げられ、先ほどとは違う角度で突き上げられて、ゾクゾクと震えが走った。
「ここがいいのか?」
「ひゃ、…だめ、そこ…へん…!」
首を振って髪を乱す。自分でもどうしてこんな風になるのか、全くわからなかった。
縋るよう視線にルヴァイドはクスリと口元を歪ませて腰を引き、一呼吸おいて一気に貫く。
「っああ…!そん…なぁ、激しい…っ」
敏感な部分を容赦なく嬲られ、イオスは逞しい背中に無意識に爪を立てていた。
ぐちゅぐちゅと卑猥な音を立てて内部を掻き回され、触れもしないイオスの昂ぶりまで、いつの間にか痛いほど張り詰めている。
奥まった場所から皮膚の浅い表面まで、水面の波紋のように愉悦が広がっていく。
押し寄せる欲に耐え切れず、二人の間で熱い蜜を放った。
「…ひあ…っ…!もう…」
ぽつり、と頬に何かあたる。ルヴァイドの汗だ。どこか余裕のない表情に見えた。
「…淫らな体だ…。躾が必要だな」
乱暴に最奥を突かれ、イオスは腰を揺らして悶えた。狭い器官を限界まで広げられ、つま先まで快感が走る。
初めての激しい欲情に溺れ耽る体を、ルヴァイドは何度も貪り、欲望の証を刻み付けた。


 
いったん終了。まだ朝にならぬ!(笑)
 地下アイドルイオたんって設定がもうエロエロなので、とにかく 
いやらしくなるよう頑張ってます。
もっとねちっこく執拗にS度満載でいきたいけど、
私にはこれが限界とおもう